SE辞めてリンゴ農家になる④

どうも。

農業日記第四回です。

 

今日は薬塗りをしました。

リンゴは放っておくと枝が過剰に生えて、光や養分の奪い合いでしょぼい果実ができてしまうので枝を剪定します。その剪定した枝の断面から虫や病気にならないように薬を塗るという作業です。

 

で、その剪定ってのは冬から春にかけてずっとやってる作業です。

剪定は一人前に出来るまで十年かかるっていう、かなり難易度が高くて重要な作業なので、リンゴ園の中核の方々の作業になります。そこで雇われ勢は薬塗りや、剪定されて地面に落ちてる枝拾いをやるという分担になってます。

おれも長くやるなら剪定も徐々に学んで行くのかなといったところですが、まだ知らない話ですね。

 

薬塗りする樹

左上におれの指が映ってるな。

 

薬塗りの感想

・力仕事じゃないから体力的にはかなり楽。脚立を持って動き回るから疲れない訳ではないけど。

・どこに枝の断面あるのか探すのが難しい。細い枝だと断面が5mmで小さいし、葉が茂ってきてて見辛い。真上だとそもそも見えなくて、少し離れたところから脚立に登って見つけた断面も、樹の真下に行くと見失ったり。

・とかやってるとどこを塗ったか分からなくなる。薬は水色だから塗ってあるのは分かりやすいんだけど、歴戦のリンゴで枝が多いやつだと特にもう何が何だか分からん。

・やや危険。脚立の上で薬のバケツを左手に、ヘラを右手に作業するので、両手が塞がる。粗皮削りは片手が空いてたからまだ良かった。一番高くて2mくらい脚立登るから、それで両手塞がってるのは苦手な人には無理な作業かも。大丈夫な人も本当に気を付けてやろうねという作業です。

 

 

だいぶ樹も青くなってきて、リンゴの品種によっては花も咲き始めました。

 

上の写真の拡大したやつ。葉に囲まれた白っぽいのが咲き始めの花です。

咲いたらきれいらしい。

 

 

一昨日、リンゴの樹を植えた話を書くの忘れてた。

支柱を建てて穴を掘って苗木をたくさん植えました。

軍手の中まで土まみれだったので写真は撮ってないです。まあとにかく疲れた。

 

あの苗木たちはおれの同期みたいなところあるし、リンゴの収穫するとこまで携わりたいなという気持ちになりました。5年くらいかかるらしいので、まだ想像できないな。

5年後は何してるか分からないし。

ただ今は将来とか考えずに目の前の農作業を頑張ります。ではまた。